光の三原色RGBとは?CMYKってなに?

2020年4月22日

光の三原色もしくは、色の三原色
という言葉を聞いたことはありますか?

RGB(アールジービー)CMYK(シーエムワイケー)なら聞いたことある人がいるかもしれません。

今回は光の三原色と色の三原色について説明したいと思います!

左:光の三原色                    右:色の三原色

光の三原色とは?

光の三原色とは赤(RED)緑(Green)青(Blue)の三色のことを言います!
それぞれのアルファベットの頭文字を取って、RGBと呼ばれます。

光の三原色は、液晶モニターなどで色を表すときに使われる三色のことで、じつは今あなたが見ているモニターやスマホもこの三色だけで全ての色が表現されています!
この三色の色は、光で表されているので、混ぜれば混ぜるほど明るくなっていき、すべて合わせると真っ白になります。白い状態のモニターも顔を近づけて目を凝らして見ると3色全ての色がついているのがわかると思います。
逆に、色が何もついていない状態だと真っ黒になります。

RGBの色の表し方は、「#○○○○○○」で表されます。
#(シャープ)の後ろに6桁の16進数の数字です。
進数についてはこちらの進数の記事をご覧ください。

左から2桁が赤の色情報。
真ん中の2桁がグリーンの色情報。
右側の2桁がブルーの色情報を表しています。
それぞれ、00が最低値で色なし、FFが最大値で256となり最大で256の階調を表せるので、256x256x256で合わせて黒から白まで16,777,216色もの色を表すことができます!
※24ビットフルカラーの場合です。さらに上位に48bitフルカラーや96bitフルカラー等も存在しますがぶっちゃけ色の違いが細かすぎて見てもあんまりわかりません。

RGBは光を足して明るくしていくので「加法混色」とも言われます。

色の三原色とは?

色の三原色とはシアン(cyan)マゼンタ(magenta)イエロー(yellow)の三色のことを言います。
理論上、シアンとマゼンタとイエローを全て混ぜ合わせると黒色になるのですが、実際にやるとものすごーく濃い色にはなるのですが、完全な黒にはなりません。

なので、黒の色をはっきりと出すためにBLACKのインクをプラスで入れて、CMYK(プロセスカラー)とよく言われます。(黒はよく使うので3色混ぜ合わせるとインクが乾くのが遅くなるし、インクも量を使うことになるので黒インクある方が便利なのです。)

なぜ黒=BLACKなのにK? と思うかもしれませんが、KはKey plateの頭文字です。
Key plateとは像の輪郭などの細部や濃淡(コントラスト)を出すための黒いインクの版のことです。印刷業界ではアルミの板(刷版)にインクを転写して紙に転写するのでそこから来ています。

 

色の三原色は、紙への印刷とか、リアル世界にある色の情報です。
ティッシュの箱やチラシなど、印刷されているものは近くにありますか??
それを虫眼鏡やルーペでジーーーーーっとみると・・・
なんとたったの4色の細かい点で表現されているんです!
それを網点といってって細かく説明すると印刷業界の話になっちゃうからカットして。

色の三原色は、光の三原色とは違って、合わせると黒くなるんです!
印刷用紙が白いのはこのためで、CMYKでの白は印刷されていない部分となり、色が全部つくと真っ黒になるのが色の三原色の特徴となります。
CMYKは、光を吸収してだんだん黒くして行くので「減法混合」とも言われます。

CMYKは色を足して黒くして行くと言う特性から、RGBよりも表現できる色の幅が狭いです。なのでRGBからCMYKにするときは注意が必要です。

CMYKは、それぞれの色に0%(インクなし)〜100%(インクベタ塗り)まであり、各色をどれくらい使っているかのパーセンテージで色が表されます。
C100M0Y0K0ならシアン100%のベタ塗り。
C0M100Y100K0ならマゼンタイエローが100%ずつで金赤みたいな。

理論上は、各色が0−100で101階調。合計101x101x101x101で約1億の色を表現可能って言いますが、実際はCTP(印刷に使う版へ絵柄を焼き付ける機械)での網点(超細かい色の点々)のつき方や印刷機での調整や環境の変化(温度や湿度、印刷機のパーツの消耗等)とかありますし、データじゃないので完全に精密に全く同じ色を毎回作ることはできません。なのである意味無限の色を作れるみたいな。。。?
ちなみに、金や銀、蛍光カラーなどはCMYKで印刷できないので特色印刷となります。

RGBからCMYKへの変換は色が変わるから注意!

RGBとCMYKでは表現できる色が違うので、画面上の色のまま現実世界に持ってくることはできません。なので、印刷をするときは画像のデータをあらかじめRGBからCMYKに変換し、その状態で確認。色に不満がある場合はCMYKのデータを編集してから印刷するようにしましょう。

RGBとCMYKの変換の詳細はググってください。もしくは気が向いたら書きます。

まとめ!!

RGBはデータで表される色の表現方法で赤緑青の三色でできている!
CMYKは現実世界へ印刷するときに使われる色の表現方法でシアンマゼンタイエローブラックの4色でできている!
RGBとCMYKでは表せる色の幅が違うから変換するときは注意!

以上ざっくりとした説明でしたが、伝わったでしょうか・・・?

もし何かわからないことがあったらお気軽にコメント、もしくはお問い合わせからメッセージ送ってくださいね^^

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